WordPressやプラグインの更新通知。
つい「更新」ボタンを押したくなりますよね。
でも、ここを慎重にしないと——サイトが真っ白になったり、管理画面に入れなくなったりすることもあります。
更新は大事。でも「準備」がもっと大事です。
この記事では、更新前に確認しておきたい3つのチェックを紹介します。

エラーは怖いですが、更新を怠ると情報漏洩などさらに怖い結果が待っているかもしれません。
結論:バックアップと検証と互換性の確認
- バックアップを取っているか?
- テスト(検証)環境で試したか?
- 互換性(PHP・テーマ・プラグイン)を確認したか?
この3つをやっておくだけで、更新後のトラブルの9割は避けられます。
実際の確認方法について
1. バックアップを取っているか?
まず最初にやるべきはこれ。
どんなに小さな更新でも、バックアップを取っておけば「戻せる」という安心があります。
ポイント
- WordPressの「データベース」と「ファイル」の両方を保存する。
- できればクラウド(Google Driveなど)にバックアップを保存しておく。
- 「自動バックアッププラグイン」だけに頼らず、手動でも確認を。
- すぐに戻せるように手順を確認しておく。
更新後にサイトが壊れても、「元の状態に戻せる」だけでリスクは激減します。
いざという時に対応できるよう、バックアップからの復元方法も一度確認を。
2. テスト環境で試したか?
本番サイトでいきなり更新するのはギャンブルに近いです。
特に、プラグインの更新やPHPのバージョンアップでは、予期せぬ不具合が起こることがあります。
おすすめの方法
- 本番サイトを複製した「検証環境(ステージング)」を用意。
- 更新を先に検証環境で実行し、動作確認。
- 問題がなければ、本番にも反映。
特にメジャーアップデート(大規模な更新)の場合は必ずテスト検証を。
さくらサーバー、エックスサーバーなどサーバーによっては「ステージング機能」が最初から用意されていることも。
3. 互換性を確認したか?
WordPressはPHPという言語の上で動いているため、WordPress本体、テーマ、プラグイン全てがPHPバージョンに影響を受けます。
互換性がないともちろんエラーが発生します。
WordPress本体は比較的、互換性が高いので特に注意が必要なのはプラグインとテーマです。
確認するポイント
- プラグインの「最終更新日」や「WordPressのバージョン対応」をチェック。
- 使用中テーマが最新のWordPressに対応しているか確認。
- サーバーのPHPバージョンが推奨範囲になっているか。
特に古いプラグインは、数年更新されていないものも多く、そういったものを残したまま更新すると不具合の原因になります。
更新前にやってはいけないこと
- 何も気にせずポチッと押す。
- 一気に全部のプラグインを更新する。
- エラーを見なかったことにする
小さな更新でも油断せず、「準備してから押す」だけで安全性は全然違います。
もし古いPHP(7.4.x系以前)を使用している場合、サーバーによっては更新すると戻せないこともあるので、検証が必須です。
更新作業を「保守」に含める
更新を手作業でやるのは意外と神経を使います。
本業がある人ほど、時間も精神的な余裕も奪われがち。
WPセキュリティパートナーでは、更新前のバックアップ・検証・互換性確認までをすべて代行。
安全な更新作業と再発防止をセットで行っています。
まとめ
WordPressの更新は「押す前の3チェック」で決まります。
バックアップ、検証、互換性。
この3つをやっていれば、トラブルの9割は避けられます。
もし「更新したいけど怖い」「何からやればいいか分からない」
そんなときは一度ご相談ください。
あなたのサイトに最適な更新手順を一緒に整理します。

